HERO

HERO-全話あらすじ

第01話

東京地検城西支部が密かに内偵を進めていた代議士の贈収賄事件が、佳境を迎える。そんな中、青森地検から一人の検事・久利生公平（木村拓哉）が城西支部に赴任する。周囲が収賄事件で盛り上がる中で、彼は下着泥棒事件を担当する。

第02話

久利生（木村拓哉）の元に顔に殴られた痕跡のある被疑者・高井戸（大柴邦彦）が送られてくる。高井戸は「相手が殴りかかってきたので振り払ったら、階段から転落して死亡した」と供述した後は、一切の質問に黙秘を続ける。

第03話

江上（勝村政信）と雨宮（松たか子）がいつものバーでいつものように噛み合わない会話をしていた時、突如背後で争いが起きる。別れ話のもつれから、男性が女性に食事用のナイフで切りかかったのだった。

第04話

女子大生がストーカーに殺害される事件が発生する。担当の江上（勝村政信）は雨宮（松たか子）とともに被害者の司法解剖に立ち会い、怪我で入院している容疑者と面会する。ところがその夜、容疑者が病院を脱走。江上は警察だけでなく、マスコミからも非難を浴びることになる。久利生（木村拓哉）の一言から真犯人の可能性を見出した城西支部の面々は、謹慎中の江上を救うため独自に捜査を開始する。

第05話

不倫の果てに妻を傷つけた夫が傷害容疑で送検されてくる。ところが夫は「包丁を振り回したのは女房だと容疑を否認。愛人は男の容疑を認める証言を行う。愛人の証言に引っかかる物を感じた久利生（木村拓哉）は、彼女の本心を知るため南房総へと向かう。

第06話

警官殺しの容疑者が送検されてくる。その日、雨宮（松たか子）はバー「Hungry Heart」を訪れる。ところが、突然の警察の強制捜査に巻き込まれ、警察署で不安な夜を過ごすことになる。同じころ警察に自首した被疑者は金で真犯人の身代わりになったとして、一転して容疑を否認する。

第07話

雨宮（松たか子）は副検事になるための内部試験を受けようと熱意に燃える。そんな中、雨宮が掛け持ちしていた久利生（木村拓哉）の担当事務官として、新たに正木事務官（金田明夫）が異動してくる。

第08話

痴漢事件の裁判でマスコミで注目を集める美人弁護士・巽江里子（飯島直子）が城西支部で話題となる中、医療過誤事件が送検されてくる。専門知識が必要な上、情報を握る病院側の妨害が予想される事案。当然のごとく久利生（木村拓哉）が担当となる。

第09話

通勤途中の雨宮（松たか子）が不可解な事故に遭遇。そんなある日、東京地検城西支部にピザの宅配を装った暴漢が侵入。手当たり次第に備品を破壊して逃走するといった襲撃事件が勃発する。

第10話

久利生（木村拓哉）の元に人気キャスター・榎本由起（羽田美智子）を暴行した事件の被疑者・古田晋一（高橋一生）が送検されてくる。しかし警察では自白を一転して否定。久利生は証拠不十分として不起訴を決断する。

第11話

最終回。

榎本由起（羽田美智子）暴行事件での非難報道の波紋が広がる。そんな中、検察上層部は久利生（木村拓哉）に非がないことを認めつつも、石垣島への異動を決定する。

そんな中、久利生はサッカースタジアムの警備員殺しの事件を担当。やがてこの事件の背後に、大物政治家と建設業者の黒い関係が浮かび上がる。