ナサケの女 〜国税局査察官〜

ナサケの女-全話あらすじ

第01話

元ヤンキーの松子(米倉涼子)は脱税を暴くためなら強引で大胆な捜査もいとわない査察官。そんな彼女が西伊豆税務署から東京国税局へ異動となる。

そんな彼女がまず向かったのは六本木のホストクラブ「フィナーレ」。高価な宝石とドレスに身をまとい、ナンバーワンホストのリュウジ(金児憲史)の部屋に上がり込み、独自にガサ入れを始める。

第02話

経営コンサルタントのまどか(森口瑤子)が東京国税局で講演を行う。まどかの脱税を疑う松子(米倉涼子)は、直接質問を投げ掛け、周囲の査察部のメンバーを慌てさせる。

その後、高学歴のまどかをねたむ高卒組の日野(勝村政信)らは、脱税の証拠をつかむために、まどかの税理士・白石(佐野史郎)を調べ始める。

第03話

松子(米倉涼子)は、裏口入学疑惑のある名門・京徳学園に目を付ける。ところが、この学校は官僚の子供たちが多く通っていることから、過去に調査打ち切りとなっていた。

今回も上司の新田(柳葉敏郎)に調査を禁止されるが、松子は気にせずに、理事長・門倉(石橋蓮司)の元へ直接出向き、脱税について問い掛ける。

第04話

松子(米倉涼子)は巨額脱税の疑いのある結婚相談所の婚活パーティーに潜入する。農家の長男で母親が果樹園やマンションも持っているという健太 郎(塚地武雅)に猛アタックするがタイプではないと逃げられてしまう。そこで松子は、健太郎の母親・タキ(佐々木すみ江)に花嫁候補と偽って接触する。

そんな中、夜に果樹園の周辺で夜中に死体を埋める「夜泣きばばあ」が出るといううわさ話を耳にする。そこで畑に向かった松子は、タキが一心不乱にクワを振るい、現金を埋めているのを目撃する。

第05話

松子(米倉涼子)らは三木(塚本高史)が長年追っていた建設会社を内偵。不正流用などの脱税の証拠をつかみ、強制調査に踏み込む。ところが調査 中に脱税した3億円の現金を持った現場監督・萩原(村田充)に逃げられてしまう。そして萩原は暴走族の後輩だった友也(瀬戸康史)に3億円を預け、行方を くらましてしまう。

第06話

査察部は結婚関連の事業を営む会社を調査したところ、代表の愛(室井滋)が利益の所得隠しをしていたことが分かる。

そんな中、松子(米倉涼子)は「鉄子の部屋」の常連・大鳥(平泉成)の脱税を疑い、尾行する。そして大鳥が愛人二人と立て続けに会い、金を渡している現場を目撃する。しかも大鳥は愛の会社の会長で、愛とは愛人関係であると分かる。

第07話

女社長の貴美子(真野響子)が不動産会社社長・花形(橋爪功)が3億円を脱税していると東京国税局に密告する。そこで新田(柳葉敏郎)は貴美子 と接触するが、貴美子から自分の会社の脱税を見逃せば、花形の脱税の証拠を渡すと持ち掛けられる。一方、松子(米倉凉子)は花形の案件の調査メンバーから 外されてしまう。

第08話

最終回。松子(米倉涼子)らは不動産会社社長・花形(橋爪功)を再度内偵する。そして花形が老人ホームを買収し、計画倒産させて隠し財産を作っ ていたことが分かる。松子は花形が裏金を老人ホームに移すと考える。すると、読み通り、花形は裏金を老人ホームに運び入れる。そこで、査察部は老人ホーム や、花形の自宅の強制調査に踏み切る。